【ソウル=石川有紀】北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党総務部長は3日、暗号資産(仮想通貨)取引大手バイナンスの巨額盗難事件への関与を否定する談話を発表した。米連邦捜査局(FBI)を名指しし、「荒唐無稽な虚偽」と一蹴した。北朝鮮の朝鮮中央通信が3日、報じた。
北朝鮮は過去にも暗号資産の窃取事件で関与を否定してきたが、金氏が談話を出したのは異例。
金氏は談話で「米国の敵対的態度に対して多くの側面から再考する問題がある」とも言及した。韓国の聯合ニュースは、金氏が北朝鮮の対外関係を事実上総括していることから、米国が米朝首脳会談を目指す中で両国関係に否定的な影響が及ぶことを示唆したと分析した。
米国との対話再開に関し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記はこれまでに、米国が北朝鮮の核保有国としての地位を尊重し敵視政策を撤回することを要求していた。




